ATOS(非接触三次元測定器)

 ATOS(エイトス)は、本体に取り付けられた2個のCCDカメラにより人間の目の原理で有形物の形状を取り込み、座標化して点群データを作成するシステムです。
  対象物の全体または任意の部分に測定用のマーク(ターゲットシール)を貼り、中央のレンズよりフリンジパターンと呼ばれる縞模様の光を照射。光の輝度(コントラスト)や屈折度などを三角測量の原理で測定し、付属の専用パソコン上で点群データを作成します。

ATOS

特徴、用途

  • 対象物を短時間に高解像度で分割測定することができます。
    対象物を一定の範囲で分割して測定し、専用ソフトで統合、対象物全体の形状に再構成し、正確な点群データ(TXTデータ)やSTLデータとして出力します。
  • 独自の光学式三次元デジタイジング技術により、対象物に触れることなく、非接触で高精度測定が可能です。加工中の製品など不定形なモノ、試作モデル、金型、彫像、人体パーツ、ダメージを受けたコンポーネント等、幅広い対象物に対応します。

従来からのレイアウトマシンを用いたXYZ点による測定と、非接触デジタイザによる測定を比較した場合、計測時間は60%の短縮、そして精度は2倍という結果が出ています。(当社比)

出来上がったクレイモデルを計測
出来上がったクレイモデルを計測
測定されたSTLデータ
測定されたSTLデータ